アーセナル冨安の代役躍動、ゴール起点で存在感 英紙が高評価「素晴らしいプレー」
冨安健洋が負傷で戦線離脱中、代役DFセドリック・ソアレスが好パフォーマンス
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は度重なるふくらはぎの負傷で戦線離脱の期間が長引いている。冨安が不在のなか、右サイドバック(SB)ではポルトガル代表DFセドリック・ソアレスが代役を務めているが、現地メディアはそのパフォーマンスを高く評価している。
プレミアリーグでトップ4入りを目指すアーセナルは現地時間3月6日にワトフォードと対戦。前半5分にFWマルティン・ウーデゴールの得点で幸先良く先制すると、さらにいずれもFWアレクサンドル・ラカゼットのお膳立てからFWブカヨ・サカ、FWガブリエウ・マルティネッリが追加点をマーク。2失点は喫したものの、3-2で逃げ切り、リーグ戦4連勝を飾った。
今季プレミアリーグで16試合に出場している冨安だが、ふくらはぎの負傷により5試合連続で欠場となった。冨安の不動の地位を築いていた右SBではポルトガル代表DFソアレスが代役として起用されている。パフォーマンスの不足感を指摘されることもあったソアレスだが、ここ数試合では調子は上向き。ワトフォード戦では特に攻撃面で存在感を示し、3点目の起点にもなった。
現地紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」での採点でセドリックはチーム4位タイの7点。「冨安健洋が不在の間、このポルトガル人DFは満足のいく調子を維持している。今日も素晴らしいプレーでアーセナルの3点目に手を貸した」と寸評が付けられた。冨安離脱で空いた穴をきっちりと埋める活躍で、評価を高めている。
過密日程のなかでミケル・アルテタ監督は1月23日のリーグカップ準決勝セカンドレグのリバプール戦で冨安を強行出場させたことを認めていたが、その後に冨安は再び負傷していた。安定感抜群のプレーで守備を支えてきただけにこの日本代表DF不在の影響が懸念されていたが、ソアレスのパフォーマンスが向上してきたことはアーセナルにとっても朗報と言えるだろう。