川崎L・ダミアン、痛恨ミスで同点弾献上の相手GKへ紳士的行為に海外注目 「品格の現れ」
終了間際、ミスから失点して茫然自失の相手GK石川をおもんぱかって抱き起す
川崎フロンターレは3月6日、敵地で行われたJ1リーグ第3節ガンバ大阪戦で試合終了間際に元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンの劇的同点弾で2-2のドローに持ち込んだ。ミスを犯して茫然自失の相手GKを抱き上げたL・ダミアンの紳士的な行為に、「品格の現れ」との声が上がっている。
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前半34分に先制を許した川崎は、なかなか追いつけない状況が続く。元日本代表MF家長昭博が、「ボールを持たれているのか、持たせているのか。攻撃しているのか、守備をしているのか。よく分からない時間帯が多かった」ともどかしさを口にしたほどだった。
そのなかで、途中出場のFW宮城天が後半30分に同点ゴールをマークしたが、直後に勝ち越し点を奪われ、タイムアップの時間が刻一刻と迫っていく。
迎えた後半アディショナルタイム、相手GK石川慧が手にしたボールを転がして蹴り出そうとした瞬間、FW小林悠が背後からボールを奪取。そのパスを受けたL・ダミアンが、無人のゴールに流し込んだ。
痛恨ミスにしゃがみこみ、茫然自失となった石川。そこにL・ダミアンが駆け寄って抱き起し、なにやら言葉をかけて、相手の胸中をおもんぱかった。
その紳士的な行為がSNS上でも話題を呼び、英大手プロバイダー「フットボール・レーダー」でアナリストを務めるサム・ロブソン氏もツイッターで「品格の表れ」と称賛。ファンからも、「人としてすごく尊敬できる」「気持ちいい」と声が上がっていた。
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