横浜FCのリアル“シンデレラボーイ”が執念の“靴下ゴール”、「置いてきたスパイク」を拾ったのは?
新加入FW山下諒也、スパイクが脱げたまま靴下でファーポスト直撃の芸術弾
横浜FCは3月6日、J2リーグ第3節で大分トリニータと対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。途中出場の新加入FW山下諒也が決めた“靴下”でのビューティフルな一撃について、クラブが公式SNSで裏話を明かしている。
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話題となっているのは、1-1の同点のまま迎えた後半33分、途中出場の山下が見せたプレーだ。前線へのロングボールに反応した山下は持ち前のスピードを生かして大分DF小出悠太に競り勝ち、左サイドで持ち運ぶ。
途中、小出との接触で右のスパイクが脱げるもそのまま前線へドリブルし、中央のDFイサカ・ゼインへ預け、逆サイドで走りこんだDF中村拓海が受けると柔らかいクロスを供給。流れたボールをペナルティーエリア左で待っていた山下が、トラップから狙いすましたコントロールショット。ボールは綺麗な軌道を描いてファーポストに当たってゴールに吸い込まれ、これが横浜FCの決勝弾となった。
試合後のインタビューでは、「スパイクはどっかに置いてきちゃったんですけど、ある意味リラックスして打てたかなと思います」と自身でプレーを振り返っていたが、その後クラブ公式ツイッターがスパイクが脱げた瞬間と試合後の山下の写真をアップした。
「突破の際に踏まれてスパイクが破けて脱げてしまった #山下諒也 選手。一瞬置いてきたスパイクを気にするも、靴下で執念の決勝ゴール 落としたスパイクは #イサカゼイン 選手が拾ってくれました」
ファンから称賛や驚きの声が相次いだ“スーパープレー”に加え、チーム内でのほっこりとした一面が見えた一幕となっていたようだ。