「フルポテンシャルを発揮できていない」 神戸イニエスタがチームに感じる手ごたえと課題
前半28分にイニエスタが今季初ゴールを挙げるも、セットプレーから失点でドロー
ヴィッセル神戸は、3月6日に行われたJ1リーグ第3節サンフレッチェ広島戦で1-1と引き分けた。今季初ゴールを挙げた元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは試合後、「チームのフルポテンシャルを発揮できていない」と語った。
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神戸はDF菊池流帆が今季初出場。負傷のFW大迫勇也とFW武藤嘉紀に代わり、FW小田裕太郎とFWリンコンが2トップを組んだ。
前半28分、小田が左サイドからドリブルでカットインし、ペナルティーエリア右へ展開。元日本代表MF山口蛍が中央へ折り返すと、駆け上がったイニエスタが冷静に右足で合わせてゴールネットを揺らし、今季初ゴールで先制点を奪った。
前半に主導権を握った神戸だったが、後半は広島にボールを持たれる時間も増え、同37分にフリーキック(FK)からDF佐々木翔に打点の高いヘディングで同点ゴールを決められ、試合は1-1のドローに終わった。
リーグ戦5試合を消化して3分2敗で未勝利のない神戸。キャプテンのイニエスタは「全体的にはいい試合ができた」と語りつつも、チームの課題を挙げている。
「前半も含めて思う試合ができたし、ゴールも決められた。勝つうえで足りなかったのは、チャンスをもっとモノにするところと、そしてディフェンス面で守り切るところ。チームとしては勝ちを求めてここから成長を続けるしかない」
もどかしい時間が続くなかでも、イニエスタは「自分たちを信じて戦います」と前を向く。
「いい結果が出る時も、悪い結果が出る時も、いろいろな要素が重なって起きること。チームとして今シーズンに入ってから、1試合1試合どんどん良くなっている感覚はあります。ただ、チームのフルポテンシャルを発揮できていないのは確かに感じる。試合に勝てないと不安だったり、疑念の気持ちが入ることもあるけど、その感覚を大事にしたい」
神戸としては、3月11日のリーグ第4節・鹿島アントラーズ戦で今季初勝利を掴みたいところだ。