ポルトガルをEURO初制覇に導いたサントス監督が、2020年までの4年契約を締結
同国サッカー協会が発表 次回EURO予選終了時までの契約
欧州選手権(EURO)フランス大会でポルトガル代表を優勝に導いたフェルナンド・サントス監督が、2020年のEURO予選終了時までの4年契約を結んだことが明らかになった。ポルトガルサッカー協会が公式サイトで発表した。
サントス監督は、ポルトガル代表が2014年9月にホームで行われたEURO予選第1節のアルバニア戦で0-1と敗れた後、パウロ・ベント前監督からバトンを受け継いだ。本大会出場権を手にすると、フランスでは堅守をベースに粘り強い戦いを披露。90分間での勝利がわずかに一度という僅差の試合をモノにして、ポルトガル代表を史上初のメジャートーナメント制覇へ導いた。
フランスとの決勝戦では、前半に無念の負傷交代となったFWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)がテクニカルエリアで指揮官よりも前に出ながらの熱血指導を行い、話題をさらわれた。「シンクロナイズド」と英紙に報じられたほど瓜二つのジェスチャーや、興奮状態のロナウドに試合中に羽交い締めにあうなどのドタバタぶりも話題になった。
だが、そんな指揮官もポルトガル代表を欧州王者に導いた手腕を評価され、4年契約を勝ち取った。
サントス監督は14年ブラジル・ワールドカップでギリシャ代表をベスト16に導き退任したが、その後任は昨季プレミアリーグでレスターに奇跡の初優勝をもたらしたクラウディオ・ラニエリ監督だった。ギリシャ監督の座を経験した二人の指揮官が、欧州で旋風を巻き起こした。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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