移籍市場で失敗続きのアーセナル ベンゲル体制で獲得を逃した「12人のビッグネーム」とは

獲得失敗の12人全員がリーグ優勝を経験

 11人目はマンチェスター・シティのコートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレ。ベルギーのべフェレンでプレーしていたトゥーレは、2003年にアーセナルのトライアルを受け、加入で合意に達していたというが、当時はEUパスポートを持っていなかったために、アーセナルが獲得を断念していた。その時はウクライナのメタルルグ・ドネツクへ移籍していた。

 12人目はレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。03年にアーセナルの練習に参加したというロナウドの才能を見抜いたベンゲル監督が、スポルティング・リスボンにオファーを送ったが合意に至らず、宿敵ユナイテッドが後に世界最高の選手となる逸材を獲得した。

 アーセナルが03-04シーズン以降リーグ優勝から遠ざかっている一方、紹介された選手たちはいずれも所属クラブでリーグタイトルを獲得と、逃した魚はあまりに大きかった。ベンゲル監督は彼らの活躍を目にするたびに、何度も唇を噛んだことだろう。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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