3戦ノーゴールの前田大然、クラブOBが結果を要求 「セルティックのCFは突出しないといけない」
ハートソン氏は「勝敗を分けるゴールを決める並外れた選手でないといけない」と言及
昨冬にスコットランド1部セルティックに加入した日本代表FW前田大然は、新天地でリーグ戦6試合に出場して2得点を挙げている。しかし、直近の3試合ではゴールに絡めておらず、クラブOBである元ウェールズ代表FWジョン・ハートソン氏は、より得点に絡む重要性を強調した。スコットランド紙「デイリー・レコルド」が報じている。
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前田はセルティックに加入すると、デビュー戦となったリーグ第21節ハイバーニアン戦(2-0)で初ゴールを記録。さらに第25節マザーウェル戦(4-0)でもゴールを記録したが、それ以降は3試合ゴールから遠ざかっている。
2月27日に行われた第28節ハイバーニアン戦(0-0)では、フル出場したものの得点に絡めず、批判の声も上がり始めた。高い評価を手にした日本代表FW古橋亨梧はリーグ戦3試合連続で得点に絡めなかったことはなく、この点がセルティックのストライカーに求められる基準なのかもしれない。
元ウェールズ代表FWハートソン氏は、ハイバーニアン戦の前田の出来について「マエダの基準から言えば、物足りないものだった。彼らは保持する点では機能した。だが、ゴールを挙げるという点では、セルティックにはもっと多くが求められる」と言い、セルティックのFWに要求されることを続けた。
「彼のスタートは良かったと思う。私は彼が好きだし、彼は鋭く、裏を突いて、いい走りを見せる。だが、数週間前にギアクマキスについても話したように、セルティックのセンターフォワードは突出しないといけない。勝敗を分けるゴールを決める並外れた選手でないといけない。得点ができないなら、せめてアシストはしないといけない。私はマエダが本当に好きだが、ゴールを挙げることには苦しんでいる。キョウゴやギアクマキスが不在のなか、セルティックが頼れる唯一の選手だ。いずれはゴールが決まるようになるだろうが、待てる状況にはない。今すぐに結果が求められており、得点を挙げ始めないといけないんだ」
欠場が確実の古橋に加え、ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスも万全な状態ではないセルティック。3月2日に行われる第29節セント・ミレン戦で先発出場が予想される前田にとっては、これまで以上にゴールが求められる試合になりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)