久保建英、レアル復帰への問題は? 3選手の動向が鍵、スペイン紙が“登録条件”指摘
ムバッペ加入が既定路線「出場時間を得るのが難しいことをクボは分かっている」
現在、スペインの名門レアル・マドリードからマジョルカに期限付き移籍している日本代表MF久保建英について、スペイン紙「AS」は久保のレアル復帰条件について報じている。
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久保は2019年夏にスペインの名門レアルと契約。その後は2年間でマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェと期限付き移籍を繰り返し、昨夏にマジョルカへ再レンタルした。今季は怪我で離脱する期間があったなか、ここまで公式戦19試合2得点の成績を残している。
来季レアルの攻撃陣には、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペの加入が既定路線とされており、フランス代表FWカリム・ベンゼマ、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールらとの共演が期待されている。
記事では、既存戦力に加えて、「非常に高い可能性でムバッペが加入するレアルでは出場時間を得るのが非常に難しいことをクボはよく分かっている」と指摘。その一方で、「久保の特徴であるドリブルを生かす右サイドが、今季ここまでアセンシオ、ロドリゴ、アザール、ベイルが計算されていて、最も競争が開かれたポジションになっている」と説明を加えている。
レアル復帰時には熾烈なポジションが予想されるなか、「しかしそれは最初の問題ではない。現状でクボはレアルに登録することができないかもしれない」と、3つのEU圏外枠が最大の問題とクローズアップした。
現在、レアルのEU圏外枠はヴィニシウス、DFエデル・ミリトン、FWロドリゴとブラジル人3選手が占めており、現状のままであれば久保の入り込む余地はない。久保のレアル復帰について「ヴィニシウスがスペイン国籍を受け取るか、3人のうちの誰かがチームを出て行くことが必要」と触れつつも、カルロ・アンチェロッティ監督が3選手を評価していると付け加えた。
また「日本人選手は2024年に契約が終わるが、現時点で延長のための話し合いはない。レアルはモドリッチ、アセンシオ、ミリトンといったより緊急性のある契約延長に集中している」と、現状での優先順位は低いと報じている。
シーズン終盤戦でレアルを満足させるパフォーマンスを披露し、“レアル復帰”を果たすことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)