開幕3戦未勝利の浦和、ロドリゲス監督が嘆く“アタッカー不足” 「ポジションのバランスが悪くなっている」
G大阪にも敗れて開幕3試合で1分2敗
浦和レッズは2月26日にホームで行われたJ1リーグ第2節ガンバ大阪戦に0-1で敗戦。悪い流れを断ち切れず、開幕3試合未勝利が続いている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
浦和はシーズン初戦となった2月12日の富士フイルムスーパーカップで川崎フロンターレに2-0で勝利したが、その後に5選手が新型コロナウイルスに陽性反応を示して離脱。19日のリーグ開幕戦の京都サンガF.C.戦に0-1で敗れると、23日の第9節前倒し開催のヴィッセル神戸戦では2-1とリードしながらFW明本考浩の退場処分を契機に守勢に追い込まれ、昨季まで所属したDF槙野智章のゴールで2-2の引き分けに持ち込まれて勝利を逃していた。
G大阪戦では、昨季加入した攻守のリンクマンとして中心的な存在になっていたMF小泉佳穂が今季初スタメン。さらに、徳島ヴォルティスから獲得してリカルド・ロドリゲス監督の戦術を熟知するMF岩尾憲もスタメンに入り、前日会見でチームの「タメ」を作る存在として名前を挙げた2人が初共演した。
すると前半は完全にゲームを支配し、中央や左サイドからチャンスを作り出した。しかし、仕上げのところでMF松崎快やFW江坂任、MF関根貴大が決定機を逃し、0-0のままゲームが進んだ。しかし、後半になると前の試合を10人で30分以上プレーした上に中2日の条件、さらにチームに合流できない選手も数多いなか、疲労が見えるチームに有効な交代策も打てず停滞感が漂った。
すると、後半36分に岩尾が2枚目のイエローカードで退場処分を受け、直後の同38分に相手のミドルシュートが味方に当たってコースが変わり、そのままゴールへ。試合終盤に同点PKのチャンスを得たかに思われた場面も、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認でペナルティーエリアわずか外のFKに修正され、追いつけずに終わった。
ロドリゲス監督は「スタートは良かったと思う。前半に数多くチャンスを作り、それははっきり見られた。決定力、最後の数メートルを決めきれるか。チャンスにしてもいくつか、数多く違う形で作れた。前半で勝ちながら折り返すことも可能だった。後半は前半に比べるとチャンスは減った。10人になってから、その機会を上手く相手に利用されてしまった。結果は内容にふさわしくないと思うが、これもサッカーの一部だ」と、落胆の表情だった。