チェルシー、来季への懸念点とは? 「狂気的」「リバプールよりも複雑」とOB指摘
グレン・ジョンソン氏がリュディガーとクリステンセンの契約満了に言及
FIFAクラブワールドカップを制して、悲願の世界一の称号を獲得したチェルシーだが、クラブのOBである元イングランド代表DFグレン・ジョンソン氏は、来季以降のチームに不安を感じているようだ。英紙「メトロ」が報じている。
チェルシーは、2021-22シーズン限りでドイツ代表DFアントニオ・リュディガー、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンという2人のセンターバック(CB)との契約が満了を迎える。キャリアの終盤を迎える前者は、金銭面で大きな契約を要求しているとされ、後者はより多くの出場機会を求めていることから、契約交渉が難航しているとされている。
かつてリバプールにも所属したジョンソン氏は、チェルシーが直面している問題は、エジプト代表FWモハメド・サラーとの契約交渉が難航しているリバプール以上に大きいものだと指摘した。
「プレミアリーグで戦えるトップレベルのCBを見つけるのは、簡単なことではない。だからこそ、クリステンセンとリュディガーの両方がクラブをフリートランスファーで離れる可能性があるというのは狂気的だよ。
優勝争いを支えられるCBの代役探しは難しい。リバプールのサラーの状況よりも、はるかに複雑だ。チェルシーにはチャンスを作り、点を取れる選手が多くいる。だが、プレミアリーグのトップチームを相手に献身的にプレーできて、守れる選手を探すのは、攻撃的な選手を探すよりも難しいことなんだ」
チェルシーは、キャプテンのスペイン代表DFセサル・アスピリクエタも今季限りでの契約満了をもって退団することが濃厚となっている。一方で、レアル・マドリードのブラジル代表DFエデル・ミリトンやセビージャのフランス代表DFジュール・クンデへの関心が報じられているが、守備陣の大きな入れ替えは実現するだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)