「プレミア連覇のオッズは6001倍」「目標は残留」 主力失ったレスター指揮官が超弱気に?

「目標に達したら、バーを上げよう」

 指揮官は昨季開幕時と同じ目標を抱えている。そして、優勝オッズを自己申告で1000倍に膨らませた。今季は優勝メンバー全員残留に成功したかに見えたが、ここにきて試練が訪れている。ダイナモのフランス代表MFエンゴロ・カンテはチェルシーに移籍。そして、昨季のプレミア選手協会選出MVPに輝いたアルジェルア代表MFリヤド・マフレズは契約延長オファーを断り、バルセロナなどへ移籍する可能性が浮上している。主力の流出危機が、指揮官の弱気発言の原因となったのだろうか。

 いずれにしても「修理屋」の異名を持つ男は、勝ち点40奪取を至上命題としている。

「もしもこの目標に達することができたら、バーを上げよう。トップ10、UEFAヨーロッパリーグ出場権、そして、UEFAチャンピオンズリーグ出場権と。もしかすると、5つのタイトル全てを手にできるかもしれない。コミュニティ・シールド、プレミアリーグ、FA杯、リーグ杯、そして、チャンピオンズリーグだ。これが我々の優先順位だ。一歩ずつだね」

 謙虚で控えめに――。ローマ出身のラニエリ監督は大言壮語を吐かず、レスター2年目も平常心で挑むつもりだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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