家本政明元主審、引退ドキュメンタリーで明かした08年ゼロックス杯後の胸中「理不尽でしかない」
昨季限りで勇退した家本氏のドキュメンタリー前編をJ公式YouTubeチャンネルが公開
2021年シーズン限りでサッカー国内トップリーグの担当審判員を勇退した家本政明氏は現在、自身のSNSでさまざまな意見の配信し、スポーツチャンネル「DAZN」の人気番組「Jリーグジャッジリプレイ」などに出演するなど、豊富な経験を交えた解説が人気を博している。
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Jリーグ公式YouTubeチャンネルは2月24日、勇退した家本氏にフォーカスしたドキュメンタリー「日本一嫌われた審判の引退~家本政明 引退ドキュメンタリー『主審』」の前編を公開。かつて話題をさらった2008年富士ゼロックス・スーパーカップのサンフレッチェ広島対鹿島アントラーズ戦(2-2/PK4-3)の当時の苦労や、現役選手が語る家本氏の印象など、ゲストの声を交えながら赤裸々に本音を告白している。
家本氏は動画前半部分で、自身の審判人生を左右した08年のゼロックス杯について「人間としても未熟でしたし、レフェリーのテクニカルな部分でも十分ではなかった」と振り返った。この試合では、両チーム合わせて11枚の警告、3人の退場者を出し、当時さまざまな批判が家本氏に降りかかり、その後家本氏は無期限の審判割り当て停止を受けることになる。
2004年から広島に所属する元日本代表MF青山敏弘も動画で登場し、「はっきり一番覚えているのはゼロックス・スーパーカップですね」と当時の試合を回想。「それまでの(家本氏の)評価、イメージがすべて出ちゃったような試合」と同じピッチに立っていた青山から見ても、家本氏の姿が印象に残ったゲームだったと語った。
動画ではほかにも、当時広島に所属し、出場していた槙野智章(現・ヴィッセル神戸)、日本代表GK西川周作(浦和レッズ)も出演。当時の印象を語っている。