移籍2戦目で骨折の名古屋MF扇原 ブンデスからも狙われたレフティーを襲った悲劇
左第3および第4腰椎横突起骨折で、全治4~6週間とクラブが発表
名古屋グランパスMF扇原貴宏が、J2セレッソ大阪からの移籍2戦目で悲劇に見舞われた。13日に行われたJ1セカンドステージ第3節の鹿島戦で負傷交代。診断の結果、左第3および第4腰椎横突起骨折で全治4~6週間の離脱になるとクラブが発表した。
C大阪の下部組織から生え抜きの扇原は、9日のセカンドステージ第2節川崎フロンターレ戦の前に名古屋に移籍した。そして、2試合目の出場となった鹿島戦の前半終了時に途中交代となった。単純レントゲン検査、CT検査、MRI検査という精密検査を受けた結果、骨折していることが判明し、約1カ月の離脱が明らかになった。
扇原は12年のロンドン五輪で、6試合中5試合で先発。関塚ジャパンの主力として4強進出に貢献した。日本代表としても1試合に出場し、2013年には左足から繰り出される正確な長短のパスが評価される形で、ブンデスリーガのニュルンベルク(現在2部)からも獲得オファーが届いていたが、今季はC大阪で出場機会を失い燻っていた。
ブンデスから狙われた男は、移籍直後の故障という悪い流れを断ち切ることができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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