W杯予選へ欧州3か国「ロシアでの試合拒否」声明 FIFA会長が「最善の方法」で対応約束

FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長【写真:Getty Images】
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長【写真:Getty Images】

連盟での声明を受けてFIFAインファンティーノ会長がコメント

 ロシアとウクライナの間で軍事衝突が発生したことが世界中の大きなニュースになっているなか、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は3月に迫ったワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフについて「できるだけ早く伝える」と話したと、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じた。

 現地時間2月24日にロシアとウクライナの間で起こった軍事衝突を受け、3月に行われるW杯欧州予選プレーオフで、ロシアと同じ準決勝グループに入っているポーランド、チェコ、スウェーデンは連名で「ロシア領土内での試合を拒否する」と声明を発表。欧州サッカー連盟(UEFA)とFIFAに対して、代替案の提示を求めた。

 インファンティーノ会長はFIFA評議会冒頭の記者会見で、この件について「状況を非常に慎重に分析する必要があり、早急にそうするつもりだ」として「初戦までに最善の方法で解決されることを期待している。FIFAはあらゆる形態の暴力を非難する。現時点でサッカーは優先されないだろうが、予選の課題に関する決定をできるだけ早く伝える」と話したという。

 欧州予選プレーオフは、12チームが4チームずつ3グループに分かれ、それぞれのミニトーナメントを勝ち抜いて3チームが本大会に出場する。組み合わせ抽選の時点でロシアとウクライナは政治的な理由で同じグループに入らないように調整されていた。

 ロシアはホームでポーランドと準決勝を行い、勝利すればチェコとスウェーデンの勝者と対戦する予定になっている。一方のウクライナは、スコットランドとアウェーで対戦し、勝利すればウェールズとオーストリアの勝者と対戦する組み合わせになっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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