「すぐにクビ。それは約束」 闘莉王が脱帽、浦和レッズ“伝説の監督交代劇”の真相
犬飼元社長が「闘莉王TV」でオフト氏解任へ言及
元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏が浦和レッズでかつて起きた20年前の伝説の監督交代劇に改めて衝撃を受けている。
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闘莉王氏が公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」のゲストに招いたのは、浦和をビッグクラブに導いた犬飼基昭・元社長。闘莉王は2004年に浦和に移籍したが、その前年、レッズはナビスコ杯で初タイトルを獲得。指揮官は元日本代表監督のハンス・オフト氏だった。
だが、闘莉王移籍と同じタイミングで、ギド・ブッフバルト監督が就任。オフト氏は解任の憂き目をみていた。
「(レッズは)ナビスコで優勝していた。普通優勝したら監督は代えないのでは?」と敏腕経営者として知られた犬飼氏に、闘莉王氏は率直な疑問をぶつけた。
だが、そこには犬飼氏と元監督の間に合意事項が存在したと言う。「あなたはすぐに優勝しろと言うけれど、まずは5位以内。そこから上を狙うと考えていますので、まずは見ていてください」とオフト氏はリーグ優勝を目標に掲げる犬飼氏に持論を展開。だが、リーグ戦は6位だったという。
「5位以内と言っといて6位。すぐにクビ。それは約束」と犬飼氏と振り返っていた。闘莉王氏は「正直、選手は移籍前に次の監督が結構気になる。それがいきなりクビ。社長、すごい人だな。この人の狙っているところは違うなと」と改めて脱帽。黄金時代の浦和のエピソードが楽しめる最新回になっている。
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