「プロキャリアが終わるかも」 上海申花14億円FWの大怪我を呼んだ2つの“チャイナリスク”とは

荒れた芝とラフプレーでFWバの左ひざがあらぬ方向に… 指揮官「この試合で負ける方が良かった」

 かつてチェルシーやニューカッスルで活躍したセネガル代表FWデンバ・バが、中国の地でキャリア終焉の危機に瀕している。昨年6月に上海申花に移籍したストライカーは17日の上海上港とのダービー戦に出場したが、悲劇が襲った。

 先発出場して迎えた後半18分だった。中央やや右サイドでスルーパスに抜け出そうとしたデンバ・バは、走るコースを強引に塞ぎに掛かる相手DFとクロスするように接触した。ボールを見ることなく突進してきた相手に足を引っ掛けられたが、荒れた芝の影響もあり、デンバ・バの左足は地面に引っ掛かり、脛のあたりに全ての力が掛かってしまった。宙に浮かんで倒れ込む前の空中にある段階で、膝から下があり得ない方向に曲がっていた。倒れ込んだデンバ・バは即座に交代となった。

 チームは2-1で勝利したものの、英公共放送「BBC」はグレゴリオ・マンサーノ監督の悲劇的なコメントを伝えている。

「これで、彼のプロサッカー選手としてのキャリアが終わり得る。この試合を負ける方が、彼を失うよりも良かった」

 

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