川崎MF家長が吐露「4点、5点取れなかったことがショック」 ライバル横浜FMに4失点逆転負けで悔恨

川崎MF家長昭博【写真:Getty Images】
川崎MF家長昭博【写真:Getty Images】

家長のゴールで先制するも、後半に4失点を喫して今季リーグ戦初黒星

 川崎フロンターレは2月23日、前倒し開催となった第9節の横浜F・マリノス戦で2-4と敗れた。先制ゴールを決めながら、チームが今季初黒星を喫した元日本代表MF家長昭博は試合後、「マリノスのほうがシンプルに強かった」と振り返った。

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 開幕節でFC東京との多摩川クラシコを1-0で制した川崎は、前節からスタメンを3人変更し、センターバックに山村和也、中盤にMF橘田健人、ウイングにFW宮城天を起用した。

 試合は前半32分、川崎DF登里享平が敵陣左サイドでスルーパスを供給すると、橘田が反応。ペナルティーエリア左へ抜け出してダイレクトでゴール前へ絶妙なラストパスを送る。これにファーサイドでフリーとなった家長が冷静に合わせてゴールネットを揺らし、先制に成功した。

 1点リードで後半に突入した川崎だが、後半12分、13分と立て続けに失点。相手に傾いた流れを食い止められず、同19分には相手FWエウベルにこの日2点目を決められてしまう。その後、DF山根視来のクロスから途中出場のFW知念慶がヘディングでゴールを決めて1点を返したが、後半33分に横浜FMの日本代表FW仲川輝人に芸術的なミドル弾を叩き込まれ、2-4と神奈川ダービーで黒星を喫した。

 川崎はリーグ連覇を果たしたこの2年間はリーグ戦で4失点はなく、2019年11月の第33節・横浜FM戦(1-4)戦以来。横浜FMが誇る攻撃力に屈する形となった。家長は試合後のオンライン会見で、悔しさをにじませている。

「4失点がショックではなくて、それよりも(自分たちが)4点、5点取れなかったことがショック。今のチームの現状を表していると思う。試合展開はいい時間もあったし、マリノスのいい時間もあったし、いいゲームだったけど、マリノスのほうがシンプルに強かった。おのおのがもっとレベルを上げていいかないといけない。どれだけ自信を持ってできるか、そこで負けている」

 史上2チーム目のリーグ3連覇を目指す川崎だが、序盤戦のライバルとの一戦で課題を突きつけられた。

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