マンUで結果を残せなかったモイーズ氏

　マンチェスター・ユナイテッド前監督のデイビッド・モイーズ氏が監督復帰に意欲を燃やしている。英国営放送BBCが「元マンUのボスが監督復帰に準備万端」と報じている。

　昨シーズン、偉大なるサー・アレックス。ファーガソン前監督から同じスコットランド出身というよしみもあり、後継指名を受けたモイーズ氏だが、1年目の途中で解任される悲しい結末に終わった。

「休暇を楽しんでいるが、正しい仕事が来ることを待っているところだ。私の求めている仕事だと確認したい」

　エバートンでは11シーズンの間、手腕を発揮したモイーズ氏だが、マンチェスターUでは10か月持たずに解任された。ロングボールとクロスボールを多用する独特な戦術はマンチェスターUに浸透しなかった。そして名門は迷走し、昨季7位に。欧州のカップ戦への出場権を手にすることができなかった。

　そして後任に就任したルイス・ファン・ハール監督は大ナタを振るった。モイーズ政権で出番を限定されたMF香川真司をドルトムントに売却するなど余剰人員と見なした選手を放出する一方で、1億5000万ポンド（約270億円）の巨額な移籍金を投入。なりふり構わぬ大補強を展開した。