“予告PK失敗男”ペッレ、中国デビュー戦でPKチャンスもキッカー拒否!

18億円超の年俸で山東魯能加入も伊代表ストライカーの心の傷は癒えず…

 アズーリのストライカーにとって、欧州選手権(EURO)での悪夢のPK失敗は大きな心の傷になっているようだ。今夏の移籍市場でイングランドプレミアリーグのサウサンプトンから中国1部の山東魯能に移籍したイタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレが、デビュー戦でPKのチャンスでキッカーを拒否している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 ペッレはEURO準々決勝ドイツ戦のPK戦で4人目に登場した。世界最高GKとも呼び声の高いドイツ代表マヌエル・ノイアーのプレッシャーを感じたのか、ペッレは突如としてキックを蹴る方向を予告したばかりか、ループシュートの弾道をジェスチャーで予告。しかしノイアーは全く動じることなくゴールに構えると、ペッレのシュートは全くボールにヒットせず、力なくゴールポストのはるか左へ転がっていく衝撃の失敗を犯していた。

 失意のペッレは大会後に同紙の取材に対して「ここに来るまで僕は何者でもなかった。そして、何者でもないまま去っていくよ」と落胆のコメントを残していた。しかし、その後は中国の山東との移籍交渉がまとまり、年俸ランキングで世界第6位に入るとされる1600万ユーロ(約18億7000万円)の超高給をゲットして移籍していた。

 

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