新生・鹿島を海外メディア絶賛 J1リーグ・開幕節へ注目「トップクラスの攻撃力を持つ」
G大阪とのアウェー戦で快勝、上田&鈴木の活躍へブラジルメディア注目
2022シーズンのJ1リーグは、2月18日に先行して行われた川崎フロンターレ対FC東京の“多摩川クラシコ”を皮切りに開幕。各クラブで明暗が分かれたなか、海外メディアは開幕白星スタートとなった鹿島アントラーズのパフォーマンスに注目している。
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昨季のJ1リーグは、新型コロナウイルスの影響から前年の降格を廃止し20チームで戦ったが、今季は現行の18チームでリーグ戦を開催。注目の開幕節で昨季王者の川崎は、スペイン人のアルベル・プッチ・オルトネダ新監督を迎えたFC東京に1-0で勝利した。
一方、今オフの積極補強で優勝候補の一角に挙げられる浦和レッズ、ヴィッセル神戸は、それぞれ京都サンガF.C.(0-1)、名古屋グランパス(0-2)に敗戦。開幕前から選手、スタッフの新型コロナ感染者が続出し、制限のあるなかで調整を強いられるチームもあったなか、各クラブで明暗が分かれた。
そんな開幕節で、3得点勝利と好スタートを切ったのが鹿島だ。ガンバ大阪とのアウェーゲームで前半20分、日本代表FW上田綺世の豪快弾で先制すると、その10分後にシント=トロイデン(ベルギー)から新加入したFW鈴木優磨が加点。後半にも上田のゴールが生まれ、3-1で白星を飾った。
ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、J1リーグ開幕節を総評した記事のなかで、鹿島のパフォーマンスに言及。「鈴木と上田がこの試合で見せたようなプレーをすることで、J1でもトップクラスの攻撃力を持つことになり、さらにベンチにはエヴェラウド、中盤には荒木遼太郎とディエゴ ピトゥカのサポートがある鹿島にとっては、良いことだ。この第1戦で最高のパフォーマンスを見せたチームである」と称賛している。
王座奪還を目指し、スイス国籍のレネ・ヴァイラー新監督を迎えた今季の鹿島。そのヴァイラー新監督が、新型コロナウイルス感染拡大による新規入国停止措置のために不在となりながらも、岩政大樹新コーチが代行を務め、幸先の良いスタートを切ることへ成功した。
J2水戸ホーリーホックとのプレシーズンマッチ(PSM)「いばらきサッカーフェスティバル2022」で、まさかの敗戦(0-1)を喫した“常勝軍団”だったが、G大阪戦で今後の期待を抱かせたチームパフォーマンスへ、海外メディアも一目置いていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)