チェルシーのエースFWルカク、ボールタッチ数“7回”に海外衝撃 「恥ずかしいを超越」
データ会社「オプタ」がクリスタル・パレス戦のデータ公開
チェルシーは2月19日(現地時間)、プレミアリーグ第26節でクリスタル・パレスと対戦し、元モロッコ代表FWハキム・ジイェフのゴールで1-0と勝利した。ベルギー代表FWロメル・ルカクは、この試合にフル出場したがボールタッチ数は、わずか7回だったとデータ会社「オプタ」の公式ツイッターが伝えている。
サッカーは、前後半合わせて90分の試合時間で行われる競技だ。しかし、ピッチに立ってプレーするそれぞれの選手たちがボールに触れている時間は、極めて短い。逆に言えば、ボールに触れていない時間に、どのような動きを見せるかも重要になるが、それでも1試合を通じてFWの選手が、わずか7回しかボールに触らないというのは、極めて珍しい記録だ。
「オプタ」の公式ツイッターは、「ロメル・ルカクは、クリスタル・パレス戦でたった7回しかボールに触れなかった。全データが扱える2003-04シーズン以降のプレミアリーグの試合で、90分とアディショナルタイムに出場した選手のなかで、最少の数字だ。そのタッチのうちの1つは、前半のキックオフ時のものだ。静かだった」と、綴っている。
海外ファンからは、「なんて酷いプレーぶりだ」「恥ずかしいを超越するものだ」「2時間近くサッカーをして、7回だけ? これはサッカーの記録のはずだ」「ルカクよりも、ボールボーイのほうが試合に爪痕を残していそうだ」などの反応が寄せられたなか、試合後にルカクのボールタッチ数が少なかったことを指摘されたトーマス・トゥヘル監督は、「そのデータが私たちのことを物語っているか、確信が持てない」と語ったという。
UAE(アラブ首長国連邦)で開催されたFIFAクラブワールドカップでは、準決勝と決勝の2試合連続でゴールを決め、チェルシーを初の世界一に導いたルカクだが、クラブはまだ世界有数のストライカーの能力を引き出しきれていないのかもしれない。