リバプールFWマネ、同僚サラーへ“気遣い” クラブへの「特別なリクエスト」へ英注目
アフリカネーションズ杯決勝で敗れた同僚FWへの配慮へ現地注目
リバプールのセネガル代表FWサディオ・マネが傷心の同僚を気遣う「特別な要求」が注目を浴びている。
リバプールは現地時間2月19日、プレミアリーグ第26節でノリッジと本拠地で対戦。後半3分に先制を許したが、同19分に左からの浮き球パスをマネが豪華なバイシクルシュートでゴールに収め、同点に追いついた。
その3分後にはエジプト代表FWモハメド・サラーが勝ち越しゴール。さらに同36分には今冬新加入のコロンビア代表FWルイス・ディアスが加入後初ゴールとなるダメ押し点を奪い、逆転勝利で3ポイントを手にした。
スーパーゴールで存在感を放ったマネだが、テレビ番組「Canal Football Club」によるとこの試合の前にクラブに対し、先日のアフリカネーションズカップ優勝について触れることのないように要求していたという。これは同僚のエジプト代表FWサラーに対する配慮だと見られている。
今年のアフリカネーションズカップはセネガルとエジプトが対戦。0-0のままPK戦までもつれ込む熱戦の末にセネガルが勝利(PKスコア4-2)し、初優勝を果たした。PK戦はセネガル5人目のキッカーとを務めたマネのキックで決着となり、サラーに順番は回ってこなかった。試合後、涙を見せるサラーにマネが肩を寄せて健闘を称え合う一幕もあった。
英紙「デイリー・ミラー」は「国際的なキャリアで栄光を味わったことのないサラーにとっては悲劇を意味していた」とアフリカネーションズカップ決勝の結果について言及したうえで、「マネはリバプールに対して特別なリクエストをした。これは敗戦で傷ついているはずのサラーに対する敬意を表してのことだと伝えられている」とマネが見せた気遣いについて報じた。
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