「違った意味があるゴールだった」 鹿島FW鈴木優磨が語った6年前の開幕戦弾との“変化”
国内復帰初戦は2トップの一角で出場
鹿島アントラーズは2月19日、敵地で行われたガンバ大阪との開幕戦で3-1と勝利を飾った。2年半ぶりにチームに復帰したFW鈴木優磨は、勝ち越しの2点目を奪ったなか、試合後には「必ずチームを勝たせないといけないという強い意志がある」と自覚を覗かせた。
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鈴木は2019年夏、鹿島からベルギー1部シント=トロイデンに移籍。加入1年目に24試合で7ゴールを挙げると、昨季は34試合で17ゴールと大きく成績を伸ばし、存在感を示した。さらなるステップアップを目指し、昨夏から欧州他リーグへの移籍を模索していたが、交渉はまとまらず残留。約2年半ぶりとなる国内復帰となった。
開幕戦ではFW上田綺世と2トップを形成。1-1で迎えた前半30分には、積極的なプレスでこぼれたボールを拾った鈴木がペナルティーエリア中央から左足で流し込み、相手に触られながらも勝ち越しゴールを奪った。
鹿島はレネ・ヴァイラー監督が政府の外国人入国規制で岩政大樹コーチが監督代理を務めるスクランブル体制のなか、上田の2ゴールもあって3-1で開幕白星スタートとなった。
鈴木は「開幕に向けて、正直に言えば不安が大きかった。逆に(プレシーズンマッチの)水戸戦で負けて危機感を持ったことで、入りからアグレッシブに行けたことがこの勝因かと思います」と語り、前回鹿島に所属していた時とは別の感覚でプレーしていたという。
「公式戦をまた鹿島で戦える時が来たという感情が込み上げてきました。ゴールももちろん嬉しいけど、前回吹田スタジアム(の開幕戦で)で得点した2年目は『自分が自分が』と生き残るために必死だった。今回の復帰は必ずチームを勝たせないといけないという強い意志があるので、違った意味があるゴールでした」
25歳となり、メンタル面でも強さを増した鈴木が、どのように常勝軍団・鹿島を牽引していくのか、楽しみだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)