リバプール新戦力ディアスの評価上昇 欧州CLで存在感、「マネより脅威」と海外絶賛
今冬新加入ながらフィット、CLインテル戦のパフォーマンスへ現地メディア高評価
日本代表FW南野拓実が所属するリバプールは現地時間2月16日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第1戦でインテルと敵地で対戦し、2-0で勝利。ベスト8進出に向けて大きな白星を手にした。ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの技ありヘッドとエースFWモハメド・サラーの追加点で勝利を収めたなか、今冬の新加入ながら瞬く間にチームにフィットしたコロンビア代表FWルイス・ディアスの活躍に注目が集まっている。
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敵地サンシーロでの一戦は互いに一歩も譲らない均衡したゲームとなったが、リバプールはしたたかな試合運びで得点を重ねた。
前半を0-0で折り返すと、ユルゲン・クロップ監督は後半開始と同時にポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタに代えてフィルミーノを投入。さらに同14分にはセネガル代表FWサディオ・マネとブラジル代表MFファビーニョを下げ、コロンビア代表FWディアスとイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンをピッチに送り出すなど積極的に選手交代を敢行した。すると同30分に右からのコーナーキックをフィルミーノがバックヘッドで流し込み、先制に成功した。
その8分後にはサラーが左足のシュートで追加点を奪い、リバプールは2-0で完勝。敵地で2点のアドバンテージを手にし、ベスト8進出に向けて大きく前進した。マン・オブ・ザ・マッチにはクリーンシートに貢献したセンターバックのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが選ばれている。
3年前のチャンピオンズリーグ制覇時からレギュラーを張る中心選手たちが今も安定したパフォーマンスを見せるなかで、今冬の新加入ながら存在感を示しているのがポルトから獲得したディアスだ。マネとの交代でピッチに立ったコロンビア代表ウインガーは持ち前のドリブルとオフ・ザ・ボールでのランニングでチャンスに絡み、DFトレント・アレクサンダー=アーノルドのラストパスから決定機を迎える場面もあった。
そんなディアスには英地元紙「リバプール・エコー」の選手採点でチームトップのファン・ダイクの8点に次ぐ2位タイの7点(他5人)がつけられ、「ファン・ダイクはエクセレント。ディアスはエキサイティング」とファン・ダイクとともに記事の見出しを飾った。「ボールの近くでは常に活発だった。力強いランニングの後に見せたシュートはブロックされた」と寸評もつけられている。
また、記事のコメント欄では読者から「ディアスはマネよりもはるかに脅威となっていた」「(ディアスとのポジション争いで)今はマネが不利だ」とマネが不動の地位を築いていた左サイドに加入直後のディアスを推す声も挙がるほどの活躍ぶりで、評価はうなぎ上りだ。
ボーナスも含め総額6000万ユーロ(約79億円)とも伝えられる期待の新戦力は、4冠の可能性を残すリバプールのキーマンとなりそうだ。