PSGムバッペが終了間際にゴール、CL16強第1戦でレアルに1-0勝利

　パリ・サンジェルマン（PSG）は現地時間2月15日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16の第1戦でレアル・マドリードに1-0と勝利を収めた。決勝点を決めたのはレアルへの移籍が噂されるフランス代表FWキリアン・ムバッペだった。守護神のイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマは23歳のエースの活躍に「マンマ・ミーア。彼はエイリアンだ」と賛辞を送った。

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　本拠地パルク・デ・プランスにレアルを迎えたPSGは序盤からハイプレスで主導権を握り、優勢に試合を進めた。後半17分に得たPKのチャンスはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが失敗したものの、試合終了間際にムバッペが輝きを放った。

　23歳のスピードスターは左サイドでブラジル代表FWネイマールからヒールパスを受けると、ペナルティーエリアに入ったところで一気に急加速。DFルーカス・バスケスとDFエデル・ミリトンの間をすり抜けるようにして突破し、GKティボー・クルトワの足の下を抜くシュートで決勝点を挙げた。

　電光石火の個人技でチームに勝利を導いたムバッペを守備の要、GKドンナルンマも絶賛している。仏誌「オンゼ・モンディアル」によると、イタリア代表守護神は「スカイ・スポーツ」のインタビューで「キリアン・ムバッペ…マンマ・ミーア。彼はエイリアン。彼は信じられないよ。ピッチの中でも外でもキリアンはスペクタクルだ」と惜しみない賛辞を送った。

　ムバッペは今季限りでPSGを退団し、レアルへの移籍が既定路線とも伝えられている。そうしたなかでの直接対決ということでより大きな注目を集めているが、ドンナルンマは「ムバッペがPSGに残るのかそうでないのかは彼自身が決めること。僕らは毎日彼との日々を楽しんでいるよ」と語った。サンチャゴ・ベルナベウで行われる第2戦でもムバッペの活躍が期待される。