好セーブ連発のレアルGKクルトワ「メッシのPKは研究した」 PSGに敗戦もスペイン紙絶賛
CL16強第1戦でPSGに0-1と敗れたレアル、大車輪の活躍を見せたクルトワが存在感
レアル・マドリードは現地時間2月15日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第1戦でパリ・サンジェルマン(PSG)と敵地で対戦し、0-1で敗れた。後半アディショナルタイムにフランス代表FWキリアン・ムバッペの個人技からゴールをこじ開けられた一方、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのPKをストップするなど大車輪の活躍を見せたのがレアルの守護神、ベルギー代表GKティボー・クルトワだった。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!‘;
試合は大方PSGのペースで進んだ。サポーターの大声援を背に受けるホームチームは前線からの激しいプレスでレアルの自由を奪って主導権を握り、シュート数は22対3と大きく差がついた。それでも終盤までスコアレスで進行したのはレアルのゴールを守るクルトワの奮闘があったからだろう。
後半17分にはPSGがPKを獲得。レアル相手に通算26得点を挙げているメッシがキッカーを務めたが、ゴール右へのショットをクルトワが完全に読み切ってセーブした。後半アディショナルタイム4分にムバッペに決勝点を奪われたものの、PSGの強力攻撃陣の前に立ちはだかったクルトワをスペイン紙「マルカ」も「レアル・マドリードの中で彼がずば抜けていた」と絶賛した。
UEFA公式サイトによれば、クルトワは試合後に「おかしな形でボールを失い、ムバッペが2人を抜き去った後に、僕の下を抜いてゴールを決めた。僕らはいいプレーができず、(敗戦は)受け入れるのが難しい」とコメントし、悔しさをにじませている。
その一方で、メッシのPKストップについては事前の準備が実を結んだものだと振り返っている。
「このような試合ではGKとしてたくさんのことが求められることは分かっていました。メッシのPKについてはたくさん研究して、彼を止めるためにラインに立ちました。多少の運も必要でした」
惜しくも敗れたレアルだが、3週間後のリータンレグに向けてその差を最小限に抑えることには成功した。その立役者となったクルトワは「ここで敗れても僕らのゲームプランは変わらない。突破するためには勝利が必要だ」と第2戦に向けて意気込んだ。逆転突破に向け、サンチャゴ・ベルナベウでの大一番でも守護神の活躍が鍵となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)