「下馬評を覆したい」 京都MF松田天馬、ホーム開幕・浦和戦へ堂々“下剋上”宣言
Jリーグ開幕カードのオンライン記者会見に出席
今季のJ1昇格を果たした京都サンガF.C.のMF松田天馬は、2月15日にオンラインで開催された2022年シーズンのJリーグ開幕カード記者会見に出席。浦和レッズと対戦するホームでの開幕戦に向け「下馬評を覆して驚きを与えたい」と“下剋上”を誓った。
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京都は昨季、曺貴裁監督が就任するとJ2をジュビロ磐田に次ぐ2位でフィニッシュ。2010年シーズン以来、今季はJ1を戦うことが決まった。松田はチームのベースとして「攻守の切り替え、走る力」といった戦う部分を挙げる。
そのうえで、開幕戦の対戦相手は浦和に決まった。曺監督は現役時代に浦和でプレーした経験があり、DF荻原拓也とMF金子大毅は浦和から期限付き移籍中。荻原と金子は契約により浦和戦に出場できないが、MF武富孝介とFWマルティノスにも浦和でプレー経験がある。昨季まで所属のFW李忠成とDF森脇良太も浦和に所属したことのある選手であり、縁も深い相手だと言える。
それについて松田は「金子、オギ(荻原)はレンタルなので出られないのは残念だけど、その思いも含めてモチベーションは高くなっている」と話す。そして、すでに12日の富士フイルム・スーパーカップで昨季のリーグ王者、川崎フロンターレに2-0の勝利を収めている浦和を迎え撃つ開幕戦でのサプライズを誓った。
「力のあるチームなので、どれだけ上回っていけるか。浦和はすごく組織立っていて、カウンターも速く、スキがなく、パターンも多い。守備も組織的だけど、サンガらしく破壊できれば。手ごわいのは誰もが知っている。120パーセント以上の力を出さないと勝てないと思っている。良い相手と開幕戦がやれると、スーパー杯で思わせてくれた。モチベーションも凄く上がったので、自分たちの良さを発揮したい。下馬評ではほぼ浦和が勝つと思っている。それを覆して驚きを与えたい」
昨季は天皇杯で両者は対戦し、1-0で浦和が勝利している。そして、そのまま浦和は大会を制した。J2から昇格してきた勢いを序盤戦で発揮することができるかどうかは昇格組のシーズンを占う。そうした意味でも対戦相手が浦和ということで、勝利した時に得るものが非常に大きい。
松田は「ホームなので楽しんでもらえる、ワクワクするようなサッカーを展開する。Jリーグ全体、世界を驚かせるサッカーを展開したい」と宣言した。優勝候補にも挙げられる浦和を相手に、12シーズンぶりのJ1を戦う京都が鮮烈な開幕を飾ることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)