浦和ユンカー、京都の助っ人ストライカーを警戒 「デンマーク時代からチェックしていた」
Jリーグ開幕カード記者会見に出席、加入2年目のシーズンへ決意
浦和レッズのFWキャスパー・ユンカーは、2月15日にオンラインで開催された2022年シーズンのJリーグ開幕カード記者会見に出席すると「最も重要なのはチーム全体で勝利に飢えること」と、精神的な要素がポイントになると話した。
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デンマーク人としてJリーグ史上3人目の選手となったユンカーは、昨年4月にノルウェーリーグ得点王の実績を引っ提げて浦和へ加入。隔離期間を経てデビューするとゴールを量産し、シーズン終盤戦は負傷離脱の時期もあったものの、リーグ戦で9ゴール、ルヴァン杯では大会トップタイの4ゴールをマーク。チームは天皇杯を制した。
日本での2年目に向け「フルシーズンは初めて。少しずつJリーグのスタイルも理解したし、リカルド(・ロドリゲス監督)のスタイルも理解している。昨年より良いシーズンにしたい」と話すユンカーだが、クラブが掲げるリーグ優勝やタイトル獲得に対して重要なことを精神的な面から力説した。
「怪我人を出さないように全体的に意識したい。それがチームとしてのハングリー精神をキープするのに大切。勝者のメンタリティーを全員が頭に叩き込むこと。最も重要なのはチーム全体で勝利に飢えること。それはチームの強さにつながる。それがしっかり噛み合っていけば、良い結果、遠くまで行ける。選手同士の自信やコミュニケーションも重要だけれども、日々を積み重ねながら、互いに向上しながらやっていきたい」
浦和は12日に富士フイルム・スーパーカップで昨季のリーグ王者、川崎フロンターレに2-0の勝利を収めた。ユンカー自身はこの試合を欠場。19日に京都サンガF.C.と対戦する開幕戦に向けては「コンディションは上がって来ている。なるべく早くプレーしたい」と、慎重な言葉も残した。
一方で、昇格組の京都と開幕戦で対戦すること自体は「J2から上がってきて勢いがあるチーム。そのようなチームとシーズンの頭から対戦するのはやりにくい要素であり、アウェーゲーム。デンマーク時代からチェックしていたけど、ピーター・ウタカも質が高く、総合的にやりづらい相手。かなり難しくハードな戦いと予想される」と、デンマークのオーデンセやヴェイレBKでのプレー経験があるストライカーの名前も挙げて話した。
浦和の最前線で得点力を発揮する左利きのストライカーは「集中し、浦和のスピリッツを表現しながら勝利をつかみ取りたい」と開幕戦を見据えた。良いコンディションがキープできれば得点王候補の1人であり、ユーモアあふれるSNSでの情報発信も含め日本にも溶け込んでいるユンカーが、Jリーグ2年目でどれだけのゴール数を積み重ねるか。それは浦和が2006年以来のリーグ優勝という目標を達成できるかにも大きく関わってきそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)