清水の守護神・権田修一、W杯イヤーのシーズンへ“一丸”強調 「全員にチャンスがある」
Jリーグ開幕カード記者会見に出席、新シーズンへ意気込みを語る
清水エスパルスの日本代表GK権田修一は、2月15日にオンラインで開催された2022年シーズンのJリーグ開幕カード記者会見に出席。ワールドカップ(W杯)が開催されるシーズンについて「Jリーグ全体で、全員がW杯に出るという目標を持ちながら良いシーズンを戦えたらいい」と話している。
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清水は昨季、シーズン最終盤まで残留争いを繰り広げてJ1の座をキープした。一方で、サッカー王国と呼ばれてきた歴史を持つ地域性のクラブでもあり、今季の目標としてタイトルを掲げている。権田は「昨年までの成績を見れば『何を言っているんだ』と思われるかもしれないが、クラブ、チームとしてタイトルを目指したい」と話す。
今季はシーズンのスタートに日本代表活動があり、W杯アジア最終予選の中国戦とサウジアラビア戦にも出場。残す予選はオーストラリア戦とベトナム戦になるが、突破すれば秋にはW杯の本大会が待つ。それを念頭にしたうえで、権田は「目の前の試合を大切にする」ポリシーを強調し、リーグ全体にも目を向けている。
「今この時点で、オーストラリア戦のこともあまり考えていないというか、目の前の試合を全力でやるタイプ。エスパルスの選手として出席しているけれども、僕以外の全員にもW杯に出るチャンスがある。Jリーグ全体で、今入っている選手がすべてではなく、全員がW杯に出るという目標を持ちながら良いシーズンを戦えたらいい」
開幕戦では北海道コンサドーレ札幌をホームに迎え撃つ。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が率いるチームを「昨年も2試合対戦し、ペトロヴィッチ監督の下で高い強度、しっかりした戦術で躍動している印象。僕らは覚悟を持って臨まないといけない。興梠選手もそうですが、ピンポイントで素晴らしい補強がされている。そこも警戒しないといけない」と話し、札幌を代表して出席した今季加入のFW興梠慎三について「たくさん対戦して、やられているイメージはある」ともコメントした。
清水にとっては再起を図る1年にもなるが、チームは復活を印象付けられるのか。W杯イヤーのJリーグ全体の盛り上がりにも言及した日本代表の正GK権田には、チームを勝利に導くパフォーマンスが期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)