天才・柿谷曜一朗、“長谷川グランパス”への印象を激白 マッシモ前体制との違いとは?
神戸との開幕戦に向けたオンライン会見へ出席
名古屋グランパスの元日本代表FW柿谷曜一朗は、2月15日にオンラインで開催された2022年シーズンのJリーグ開幕カード記者会見に出席。長谷川健太監督が就任したチームについて「去年との違いはボールを奪いに行くこと」と話した。
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名古屋は昨季までマッシモ・フィッカデンティ監督が率いて、堅牢な守備をベースに手堅いサッカーを展開。ダイナミックなショートカウンターも武器に、昨季はルヴァン杯も制した。そのイタリア人指揮官が退任すると、同様にFC東京の監督を退任した長谷川監督が就任した。
柿谷自身は昨年末に盲腸があってやや出遅れたと話したものの「キャンプ途中でしっかり合流できた。全体練習もできているしコンディションは問題ない」と話す。そのうえで、新シーズンに向けた名古屋の変化をこう話している。
「監督が変わり、去年までのやり方ではなくなった。選手間だけでなくスタッフを交えやりたい方向を確認できたキャンプになった。長谷川監督のスタイルは攻撃も守備でもアグレッシブに自分たちから仕掛けること。それを選手たちが理解している。去年との違いはボールを奪いに行くこと。ゴールを奪いにいく姿勢も90分間見せられると思う」
その開幕戦では、ヴィッセル神戸との対戦が決まっている。神戸の代表としてオンライン会見へ出席した大迫勇也を「僕がどうこう言う前に日本のエース」と話す。FW武藤嘉紀や元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタらのタレントに加え、新加入した元日本代表DF槙野智章について「神戸の槙野が見たいというサポーターもいる」としたうえで、その印象を話している。
「ボールをしっかり握ることに関して神戸は少し群を抜いているかと思う。そこに大迫、武藤といった日本を代表する選手がゴールを奪いにくるのは脅威。リスペクトすべき選手が多いので試合をするのが楽しみ。僕たちも勝つために準備してきた。開幕戦を楽しみたい。それによって、こういう状況でも1人1人が主役だと思って盛り上げていける試合だと思う」
そして、神戸にはMF山口蛍に加えてMF扇原貴弘も新加入。彼らは柿谷と同様にセレッソ大阪の下部組織から育ってきた選手たちだけに「僕がセレッソ大阪時代にたくさんゴールできたのは、ホタルとタカのおかげ。神戸の前線の選手がうらやましいと最初は思ったけど、2人のいいところをつぶすのも僕の役目。彼らはセレッソの時の後輩だけど、今ではJリーグを代表する選手になったので、対戦が楽しみ」と話した。
神戸のポゼッションと攻撃力に対し、昨季以上にボールを奪い取りにいく名古屋のせめぎ合いが注目される。そして、前線で変化をつける“天才”柿谷が、開幕戦で誰もが唸るようなプレーを見せてくれることが期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)