「辛辣な人たちだけ」 英国パブの日本旗騒動、地元民&宿敵ファン“掲出支持”と現地注目
英国人戦没者に対する「侮辱」との非難を受け、パブ側が日本国旗撤去に発展
英スコットランドのパブにおいて日本国旗が撤去させられた騒動を巡り、現地メディアはファンの反応に注目。日本人4選手(FW古橋亨梧、FW前田大然、FW旗手怜央、MF井手口陽介)がプレーするセルティックの宿敵レンジャーズファンからは、日本旗を掲出したパブ側の行動を支持する声が聞かれたと報じている。
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現地メディアによると、セルティックファンに人気のある同国のパブ「The Cross Keys」は、公式戦26試合で16得点をマークする古橋の活躍ぶりへ敬意を表し、店の外に日本国旗を掲出。しかし、第2次世界大戦で日本軍と戦い亡くなった英国人戦没者に対する「侮辱」だと、ソーシャルメディア上で非難を浴びることになった。
店側は「我々は、スコットランドに新しくやってきた人たちを歓迎しようとした。日本の旗が反英国的な感情を表す行為であると示唆することは、おかしいとしか言いようがありません」と声明を発表。当初は日本国旗を撤去する意思はなかったとされたが、その後、国旗の撤去へ応じると行政側へ伝えたという。
この騒動を受けて、英紙「ザ・サン」スコットランド版は「レンジャーズファンと地元住民が日本国旗騒動でセルティックパブを支持」との見出しで現地ファンの反応に注目。「旗を取り上げるのはナンセンス。何の問題もない」「日本の選手たちを歓迎する気持ちだ」との声が取り上げられた。
また、同メディアはセルティックの宿敵レンジャーズファンにも直撃。「選手たちはほかの国から来ているし、歓迎するのは良いことだ。レンジャーズファンは(アルフレッド・)モレロスのためにコロンビアの旗を出しているし、リノ(ジェンナーロ)・ガットゥーゾがいた時は、イタリアの旗があちこちにあったよ。それを撤去してほしいのは、辛辣な人たちだけだ」と、一部ファンによる行き過ぎた行動だと指摘する声もピックアップされていた。