浦和ロドリゲス監督、スーパー杯でのJ王者・川崎撃破に意欲 「浦和のタイトル数を1つ増やしたい」
新加入13人とチームが入れ替わったなかで「良いサッカーがしたい」
J1浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、2月12日に行われる富士フイルム・スーパーカップのオンライン前日会見に出席。「非常に強い相手だが、浦和のタイトル数を1つ増やしたい」と勝利への意欲を語った。
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2017年に来日し、徳島ヴォルティスを4シーズン率いてJ1昇格に導いたロドリゲス監督は、昨季から浦和を率いている。相手に応じたポジションを取りながら攻守にバランスのあるサッカーを構築し、就任1年目から天皇杯制覇を果たしてこの大会に駒を進めた。
ロドリゲス監督は「たくさん新加入選手がいて若手も多い。今はプレシーズンで成長の過程。シーズンが始まってから全員がポテンシャルを発揮できる。明日の試合に向けても準備は進めている。未来の浦和に向けての顔も見せられるだろう。フィジカル的に非常に良い状態にある。時間があまりないなかでも良い準備ができた。ただ、戦術的なところが試合を左右する。そこを実行しながら川崎にダメージを与える試合をしたい。モチベーションも高く、意欲的にタイトルを狙いにいきたい」と現状を話した。
その言葉どおり、浦和は下部組織からの昇格を含め13人が新加入。沖縄キャンプではチームのベースとなる部分の確認にも時間を使いながら過ごした。そのなかで激突する川崎とは昨季に4回対戦してリーグ戦では1分1敗、ルヴァン杯の準々決勝では2戦とも引き分けアウェーゴール差で勝ち上がった。直近5シーズンのうち4回リーグ優勝を果たしている相手へのリスペクトを込め、「完璧なもの」が必要だと指揮官は話す。
「良いサッカーをプレーしたい。簡単なことではないが、自分たちで支配してやりたいことを実行したい。もちろん川崎との対戦なので、あらゆる面でパーフェクトが必要。まずはチームとしてプレーしたい。それがリーグ戦にもつながるだろう。すべての面で良い状態にないと川崎には通用しない。ボールを持っている時、持っていない時、パーフェクトなプレーをしないといけない。1つでも良くない部分があると苦労する。現状のマックスを見せないといけない」
浦和はスーパーカップに過去5回出場し、1勝4敗と苦戦している。2006年以来のリーグ優勝を目指すことをクラブとして宣言している浦和だが、スーパーカップの勝利も06年が最後。「非常に強い相手だが浦和のタイトル数を1つ増やしたい」と話す指揮官の言葉通り、縁起のいい勝利とタイトルを狙いたいところだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)