「固定観念に縛られず対応したい」 川崎の鬼木監督、新加入チャナティップの状況に言及
明言こそしなかったものの、出場の可能性は否定せず
J1川崎フロンターレの鬼木達監督は、2月12日に行われる富士フイルム・スーパーカップのオンライン前日会見に出席。注目される新加入のタイ代表MFチャナティップの出場については、「今日の最終調整の具合だと思う」と話した。
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川崎は直近5シーズンでリーグ優勝5回を果たしているが、昨季途中にはMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)とMF田中碧(デュッセルドルフ)が海外移籍。さらに、シーズン終了後にもDF旗手怜央(セルティック)が海を渡った。これまでも、主力が抜けるたびに新たな戦力を発見してきたチームだが、今季は北海道コンサドーレ札幌から移籍したチャナティップが注目される。
札幌の公式リリースやタイメディアの報道からも、高い評価と移籍金による獲得劇があったことが想定される。そのアタッカーが開幕前に天皇杯王者の浦和レッズと激突する一戦に出場するかどうかについて、鬼木監督は「詳しくは言えないけど、今日の最終調整の具合だと思う」と明言を避けた。
一方で「チームとうまく融合していろいろな驚き、やっている仲間にも刺激を与えて一段上にアイデアやイマジネーションが出るようになっていければいい」という評価も口にし、「公式戦という意味では、いろいろな選手にチャンスがあれば良いと思うけれども、大事にしたいのはゲームの状況や流れを自分も感じないといけない。固定観念に縛られず対応したい」と出場の可能性は否定しなかった。
直近の5シーズンで4回リーグ優勝をしているだけに、その強さは誰もが知るところ。スーパーカップでは2019年と21年に勝利し、19年の対戦相手が浦和だった。
鬼木監督は「サッカーファンを魅了できるような、お互いに激しくぶつかり合えるようなゲームができれば良い。やるからには勝負にこだわりたい。相手のやり方もあるけれども、自分たちの現在地を知ることが大事。まずはやってきたものを前面に出すのが一番だと思う。まだまだの部分もあれば、積み上げてきた良いものもある。どちらが多く出るか分からないが、自分たちが100%の姿勢で戦うことで良い課題をもらえる」と、あくまでも自分たちにフォーカスして3連覇に挑むシーズンをスタートする。
(FOOTBALL ZONE編集部)