川崎の“新14番”、レジェンドナンバーでの初陣に言及 「ユニフォームを着る前から緊張するのは経験がない」

今季から「14番」を背負うMF脇坂泰斗【写真:高橋 学】
今季から「14番」を背負うMF脇坂泰斗【写真:高橋 学】

5年目の脇坂がシーズン初の公式戦に意欲「今年も強いと思われるような試合をしたい」

 Jリーグ開幕1週間前の前哨戦、2月12日に行われる富士フイルム・スーパーカップのオンライン前日会見に川崎フロンターレのMF脇坂泰斗が出席。クラブのレジェンドから引き継いだ背番号「14」のデビュー戦に、「ユニフォームを着る前から緊張するのは人生で経験したことがない」と話した。

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 川崎の背番号「14」は、長らく元日本代表MF中村憲剛氏(現フロンターレ・リレーションズ・オーガナイザー)がつけてきたが、2020年シーズン限りで現役を引退した。昨季は空き番号となっていたが、プロ5年目を迎え、日本代表への選出経験も持つ脇坂が、「8番」からの変更でそのレジェンドナンバーを背負う。昨季の天皇杯を制した浦和レッズとの一戦は、その最初のゲームになる。

 それについて脇坂は「番号もそうですが、まずはチームとしての完成度やシーズンへの思いを見てほしい。個人としては攻撃のところ、得点やアシストの数字でチームに貢献するところを見てほしい」と話したものの、「14番」に対する緊張感を問われると、「(緊張は)してます」と正直な思いを話した。

「会場にも着いていないので分からないけど、ユニフォームを着る前から緊張するのは人生で経験したことがない。それも楽しめるように。相手も浦和ということで楽しみな思いが強い。ほかのチームやサッカーファンも多く見ていると思う。今年もフロンターレは強いと思われるような試合をしたい」

 川崎では中村氏の引退のほか、昨季のシーズン中にはMF田中碧(デュッセルドルフ)、終了後にはDF旗手怜央(セルティック)と、中盤の主力が次々にチームを去っている。そのなかで脇坂は年を追うごとに実力を伸ばして存在感を大きくし、プレシーズンには日本代表の国内組合宿にも招集された。

 シーズンの前哨戦として注目を集める一戦に、「先制点が鍵になる。浦和も高い攻撃力があり、こちらも攻撃力が武器。まずは先制点を取りにいきたい。相手の攻撃力を消すためにも自分たちの攻撃の時間を長くしたい」と話す川崎の新たな「14番」。大会アンバサダーとして視線を注ぐレジェンドの前で、どのような存在感を示すのかが注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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