浦和ロドリゲス監督が副キャプテンへ指名、古参プレーヤー関根貴大に託されたタスクとは?
3人の副主将の1人へに指名、ロドリゲス監督から伝えられた言葉とは?
今季、浦和レッズの副キャプテンに就任したMF関根貴大は、2月10日のトレーニング後にオンライン取材に対応。シーズン開幕へ向け「浦和を背負って戦ってほしいという期待が伝わってくる。それに応えたい」と話した。
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今季の浦和は下部組織からの昇格を合わせ13人が新加入。昨季限りで元日本代表MF阿部勇樹が現役引退してユースチームのコーチに転身し、同DF槙野智章や同DF宇賀神友弥も契約満了で退団した。海外移籍により浦和を離れた時期はあるものの、2014年に下部組織からトップ昇格した関根はフィールドプレーヤーの最古参と言える存在になっている。
浦和は今季、リカルド・ロドリゲス監督がキャプテンなどの人選を沖縄県トレーニングキャンプを見て決める意向を示した。そして先日、主将に元日本代表GK西川周作の就任が発表され、3人の副主将は日本代表DF酒井宏樹、徳島ヴォルティス時代に4年間ロドリゲス監督のサッカーを経験したMF岩尾憲、そして関根が選ばれた。
関根は2020年にも副主将を務めたが、当時のことを「若いから入れたという感じもあった」と苦笑しつつ話し、今季について「なってもおかしくない選手がいるなかでやらせてもらえる。チームとしても、浦和を背負って戦ってほしいという期待が伝わってくる。それに応えたい」と話した。
そのうえで、ロドリゲス監督から副主将になるにあたってかけられた言葉をこう話した。
「浦和に長くいる選手で、浦和がどういう集団かを分かっている1人だと思うので、それを周りに伝えてほしいと。こういう集団であるべきだというものを示してほしいと言われた。そこで、やってくれるなら副キャプテンをやってほしいと。勝利に飢えた集団であるべきだし、1つでも多くのタイトルを取らないといけない。まずはそういう集団になっていければ」
12日にはシーズンの公式戦初戦となる富士フイルム・スーパーカップで川崎フロンターレと対戦する。関根は「川崎とやるにあたって、しっかりとインテンシティーの高い戦いをしたい。新生レッズとして初めての試合、恥のない試合をしたい。今年最初の試合、タイトルの懸かったゲームになる。責任を持ったプレーをピッチで示したい」と、勝利に飢えた集団としての第一歩を踏み出す決意を持つ。
今季について「左サイドでの起用が増えるかもしれない」と話していた関根だけに、よりゴールを奪う姿を増やすことも期待される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)