“天敵”ケーヒルが杭州緑城を退団し母国に帰還 豪州代表エースとしてW杯予選で日本と再び激突へ

自身のインスタグラムで発表 母国のメルボルン・シティへの移籍が濃厚

 オーストラリア代表のエースで“日本キラー”として知られるFWティム・ケーヒルが、中国1部の杭州緑城を退団することが決まった。英公共放送「BBC」によると、母国のメルボルン・シティFCに移籍することになる。

 屈強なストライカーは、自身のインスタグラムを更新。「杭州緑城を去るという結論は、信じられないくらい辛い決断だった」と惜別のメッセージをしたためている。クラブからは巨額年俸での契約延長オファーを受けたが、家族と過ごす時間を大事にするために中国を離れることを明らかにしている。そして、プレミアリーグのマンチェスター・シティ傘下のメルボルン・シティへ移籍することになるという。

 プレミアリーグの古豪エバートンでリーグ戦226試合56ゴールの記録を持つケーヒルは、2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)本大会、そして09年南アフリカW杯アジア最終予選で2ゴールずつを決めてきた“日本キラー”でもある。

 オーストラリア代表では通算91試合47得点。36歳という大ベテランながら圧倒的な決定力を誇るケーヒルは、母国オーストラリアのAリーグに初参戦し、アジア最終予選で激突するハリルジャパンを宿敵のエースとして迎え撃つことになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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