“被告”ベンゼマの代表追放は継続? 仏連盟会長「永久追放にはしないが選考は監督次第」
エース不在を感じさせずEURO準優勝のフランス代表
欧州選手権(EURO)でフランス代表から落選したレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマだが、今後も代表追放の状態が継続される可能性が浮上している。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
ベンゼマは長くフランス代表のエースストライカーとして君臨してきたが、昨年10月の代表合宿中にリヨンMFマテュー・ヴァルブエナの映ったセックステープを巡る脅迫事件に関与し、逮捕、起訴された。母国で迎えるEURO出場のため、身の潔白を主張するキャンペーンを展開したものの、ディディエ・デシャン監督は被告となったストライカーを招集せず。この決定に対し、ベンゼマは「人種差別」と怒りを爆発させていた。
ベンゼマを欠いてEUROに臨んだフランス代表だが、大会最多6得点を決めてMVPに選出されたアトレチコ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマンを中心に躍進。ポルトガルとの決勝では、延長戦の末に惜しくも0-1と敗れたが、ベンゼマ不在を感じさせない戦いぶりで準優勝となった。
そうしたEUROの結果も影響しているのだろうか。フランス代表におけるベンゼマの今後の処遇について、フランスサッカー連盟のノエル・ラ・グラエ会長は次のように語っている。
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