「信じられないくらいだ」 横浜FMの豪州人コーチ、セルティック前田の“2つの能力”を絶賛

セルティックの日本代表FW前田大然【写真:Getty Images】
セルティックの日本代表FW前田大然【写真:Getty Images】

横浜FMのオントンヘッドコーチが前田について言及「誰にとっても印象的だ」

 横浜F・マリノスのショーン・オントンヘッドコーチが、英メディア「フットボール・スコットランド」に対し、今冬の移籍市場でスコットランドの名門セルティックに移籍した日本代表FW前田大然についてコメントしている。

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 前田は昨季、横浜FMでJ1得点王に輝いてセルティックに期限付き移籍。記事では「夏には完全移籍になる予定」とされており、クラブ間交渉の落としどころだったことが示唆されている。

 そのセルティックを率いるのは、昨夏まで横浜FMを率いたアンジェ・ポステコグルー監督だが、その指揮官の下でもコーチを務めていただけに、オントンコーチはセルティック入りした前田について前向きなコメントを残している。

「彼のフィジカル的な特性は、誰にとっても印象的だ。スピードだけでなく、大然のフィジカルで印象的なのは、スピードとスプリントを繰り返す能力だ。スピードのある選手というのは、一発勝負に出ることができるが、その反面で回復するのに時間がかかる。だが彼の能力は、それを何度も何度も繰り返し、80分、90分になってもまだそれを続けている。信じられないくらいだ」

 そのうえで、ポステコグルー監督との関係性によって、前田が「解放された」ことにより成長し、ブレイクしたという見方も示している。

「大然は環境に適応するまで、ほかの選手と同じように少し時間がかかった。だが、彼は真摯にそれを受け入れてくれた。そして監督が彼を解放し、プレスに行き、ゴールを決めることができるようになった。監督はその信念を大然に植え付け、それを本当に受け入れてくれた。そこに本当のキャラクターが表れているように思う。このスタイルのサッカーは、大然にとても合っていると思う」

 前田が横浜FM時代から英語を学んでいたことを明かし「常に学ぶことにハングリー精神を持っていた。素晴らしい性格だ。昨年以前から時々、私と一緒に英語を練習していた」と話し、海外移籍への準備を個人的に進めていたと話した。

 すでにデビュー戦でゴールし、2月6日のマザーウェル戦でも得点を奪った前田は、自身の長所を熟知して引き出してくれた指揮官の下で、さらなる成長を見せることが期待される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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