史上最強レフティー? 「天才性、創造力」を備えた“技巧派”元Jリーガーを海外特集

元ブルガリア代表FWフリスト・ストイチコフ氏【写真:Getty Images】
元ブルガリア代表FWフリスト・ストイチコフ氏【写真:Getty Images】

柏でプレーしたブルガリアの英雄FWフリスト・ストイチコフ氏に伊メディア注目

 イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」では「今日は誰の誕生日?」という企画が実施され、2月8日生まれの名手として元ブルガリア代表で、柏レイソルでもプレーしたFWフリスト・ストイチコフ氏が特集されている。

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 ストイチコフ氏は「ブルガリアサッカー史上で最強の選手」と紹介。さらに「天才性、創造力、スピード、左足のパワー、これらすべてを技術的な長所として持っていた」と続けている。

 1990年から98年まで、イタリアのパルマでプレーした95-96シーズンを除いてスペインの強豪バルセロナでプレー。日本で行われたサンパウロ(ブラジル)とのトヨタカップでも左足で鮮やかなゴールを決めた。ヨハン・クライフ監督との確執が伝えられた時期にイタリアへと移籍したが、バルセロナのレジェンドと称される1人でもある。

 代表チームでは94年のアメリカ・ワールドカップ(W杯)に出場し、6得点で大会得点王に輝いた。ドイツも破った伏兵ブルガリアのエースとして、ストイチコフ氏は4強入りに大きく貢献している。

 バルセロナ退団後の98年夏、フランスW杯に出場した後に柏へと移籍したストイチコフ氏はJリーグ16試合に出場して8ゴール。翌シーズンも11試合4ゴールの成績を残したが、夏に代表チームへ合流するとそのまま退団。実質的には1年間のプレーとなったが、左足から繰り出される正確無比なキックや強烈なシュートで日本のサッカーファンを魅了した。

 その後、米MLSでのプレーを経て引退。指導者としてのキャリアも持つが、今となってはレアル・マドリードに対して厳しい言葉を並べる評論家としての姿のほうが印象強いかもしれない。

 94年のバロンドール獲得など、サッカー史上最強レフティーの議論で名前も挙がるブルガリアの名手は56歳の誕生日を迎えた。Jリーグでプレーした元W杯得点王は、これからもサッカー界で個性あふれるコメントなどで存在感を発揮してくれるだろう。

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