Jリーグの豪州人監督、森保ジャパンの復調へ見解 「旗手怜央がメンバーに入れない」

森保ジャパンに横浜FMマスカット監督が言及【写真:高橋 学】
森保ジャパンに横浜FMマスカット監督が言及【写真:高橋 学】

横浜FMマスカット監督、母国メディアへW杯予選の日豪戦へ言及

 横浜F・マリノスのケヴィン・マスカット監督は、日本代表とワールドカップ(W杯)アジア最終予選で同組に入る母国オーストラリア代表について「チャンスを得るために必要なことは、日本戦で勝ち点3を獲得すること」と話している。オーストラリアメディア「FTBL」が報じた。

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 この最終予選で日本とオーストラリアは同じB組に入り、2位以内が自動的に本大会出場権を獲得するレギュレーションのなか、サウジアラビアを交えた3チームでその座を争っている。日本は最初の3試合を1勝2敗と苦戦したが、そこから5連勝と持ち直した。一方のオーストラリアは、グループ内最多の15得点をマークしながら勝ち切れない試合が多く、中国やオマーンと引き分けに終わったことが響いて3位にとどまっている。

 首位サウジアラビアが勝ち点19、日本が勝ち点18、オーストラリアが勝ち点15という並びで、3月には全10試合のラスト2試合が行われる。オーストラリアはホームに日本を迎え、敵地でサウジアラビアと最終戦を戦うという、グループのカギを握る状況にある。

 マスカット監督は「特に、最近の試合では日本のレベルが上がってきている」とコメント。「10月の試合(日本がホームで2-1の勝利)を思い出すと、あの時の日本チームは私が見たなかで最も自信のないものだった。しかし、あの結果以来、彼らは別のやり方を採用するようになり、ここ数試合は非常に説得力のある試合をしている」と日本の復調についてコメントしている。

 そのうえで「日本は手強い相手だ。セルティックがレンジャーズを3-0で破ったオールドファームの試合で、2得点1アシストを記録した旗手怜央がメンバーにも入れないようなチームなんだ。日本では、今こそ旗手のような新進気鋭の選手をチームに迎え入れるべき時ではないかと言われてきたが、森保一監督は経験豊富な選手たちに忠実であり、それが報われた」と、現状を分析している。

 母国オーストラリアの予選突破については「グループリーグは残り2試合となり、自動的な予選突破は難しくなった。チャンスを得るために必要なことは、ホームの利点を生かして日本戦で勝ち点3を獲得することだ。大きな試合になるだろうし、南米で5番目に強いチームに勝たなければ勝ち進めないというようなことにならないようにしたい」と、A組とB組の3位同士がプレーオフを行い、勝者が大陸間プレーオフで南米予選の5位と対戦することを念頭に話した。

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