“怪物FW”ハーランド争奪戦、レアル撤退と英報道 「105億円の買取条項準備」の新天地は?
ムバッペ獲りが予想されるレアルに撤退報道、プレミアリーグのクラブが有力候補に
ドイツ1部ボルシア・ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドはビッグクラブからの関心を集め、今夏の移籍市場でのステップアップが予想されている。英紙「デイリー・スター」によれば、レアル・マドリードが争奪戦から撤退し、移籍先がプレミアリーグに絞られた可能性があるという。
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現在21歳のハーランドは2020年1月にドルトムントに加入。在籍2年間で79試合80得点と驚異的なペースで得点を重ねている。夏の移籍市場においては同世代のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)とともに去就が大きな注目を集めている。
獲得に関心を持っているクラブは多くあるが、実際にその高額の移籍金と年俸を支払えるクラブはビッグクラブの中でも一握りだと見られる。代理人のミノ・ライオラ氏は過去にドイツメディアのインタビューで、ハーランドの移籍先として可能性があるのは、バイエルン・ミュンヘン、レアル、FCバルセロナ、マンチェスター・シティの4クラブのみと語ったこともある。
そうしたなかでデイリー・スター紙は、レアルがハーランドの争奪戦から手を引いたとレポート。同クラブは今季限りでPSGとの契約満了を迎えるムバッペの獲得が確実視されており、経済状況的にハーランドとのダブル獲りをする余裕はないという。
スペインのもう1つの候補であるバルセロナもレアル同様に資金的な余裕はなく、今冬にガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンを獲得したこともあり、ハーランドの獲得の可能性は低くなったと見られている。
これによって色めき立つのがプレミアリーグ勢だ。記事では「イングランドのエリートクラブが6月に6700万ポンド(約105億円)の買取条項の発動する準備を進めており、ますます強力な立場にある」とイングランド移籍の可能性が高まったと指摘。すでにシティが高額年俸を用意しているとの現地報道も出ているが、他にもマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、リバプールの名前も挙がっている。
憶測が飛び交うハーランドの去就問題。一体どのような決着を見ることになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)