マジョルカ久保は「まるでC・ロナウド」 守備困難な“完璧キック”を海外記者が絶賛「ピタっと収まる」
リーグ戦3試合連続スタメンで勝利に貢献した久保、海外記者が高精度クロスに言及
スペイン1部マジョルカは、現地時間2月5日に行われたホームでのリーガ・エスパニョーラ第23節カディス戦で2-1と逆転勝利を収めた。スタメン出場した日本代表MF久保建英は後半44分までプレーしたなか、海外記者はマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを引き合いに出し、「まるでロナウドのフリーキック(FK)のよう」と久保を絶賛している。
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リーグ戦3試合連続スタメンの久保は右サイドハーフで出場。前半8分に失点するも、同18分に久保のパスを受けたコソボ代表FWベダト・ムリキのクロスからDFブライアン・オリバンが相手エリア内で倒されてPKを獲得。これをMFサルバ・セビージャが冷静に決めて同点に追い付いた。
さらに後半14分には、カウンターから抜け出そうとした久保がカディスDFイサにファウルで止められてFKを獲得。このFKに飛び込んだFWアンヘル・ロドリゲスが相手GKヘレミアス・レデスマと接触し、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)介入の末にPKを獲得。ムリキがこれを決めてマジョルカが逆転勝利を飾った。
久保はドリブルから果敢なシュートを放った一方、正確なキックからチャンスも演出。要所で見せる突破も迫力十分で、キレのあるプレーを披露した。ゴールやアシストは付かなかったものの、相手にとって脅威となるパフォーマンスは高い評価を得ている。
レアル・マドリードの専門メディア「Managing Madrid」の記者キアン・ソバニ氏は、この日の久保のプレーに注目。レアルで活躍し、現在ユナイテッドに在籍するロナウドと重ね合わせ、久保を称えている。
「私が楽しんでいる久保のユニークで楽しいスタイルは、守備するのが非常に難しいクロスだ。彼は右サイドからカットインし、まるで(C・)ロナウドのフリーキックのようにクロスを入れる。そのクロスはストライカーの頭にピタっと収まる」
実際、久保のキックからあと一歩でゴールという場面を作り出した。現在17位と依然として残留争いが続くマジョルカにとって、久保のキックは希望の光となりそうだ。