イサク、キャルバート＝ルーウィン、ネヴェスの実力者3人の獲得画策

　日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは、来季に向けて実力者3人の獲得を画策するなか、新戦力候補を加えた新シーズンの布陣を早くも公開。冨安は引き続き右サイドバック（SB）のスタメンと予想されている。英ラジオ局「talkSPORT」が報じた。

　今冬の移籍市場でガボン代表FWピエール＝エメリク・オーバメヤン（→FCバルセロナ）をはじめ、6選手を放出した一方、1人も補強せずに終えている。しかし、今夏に3選手の補強を熱望しているようだ。

　候補に挙がっているのは、レアル・ソシエダのスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク、エバートンのFWドミニク・キャルバート＝ルーウィン、そしてウォルバーハンプトンのポルトガル代表MFルベン・ネヴェスだ。イサクが22歳、キャルバート＝ルーウィンが24歳、ネヴェスが24歳と若手主体のチーム作りを進めるアーセナルの方針に合致しており、3選手の獲得総額は1億8000万ポンド（約280億円）にのぼると報じられている。

　記事では、新戦力候補3人を加えた来季の新布陣を一足早く予想。「4バックは同じで、SBはキーラン・ティアニーと冨安健洋、センターバックはガブリエウとベン・ホワイトが組む」と、昨夏に加入して右SBの定位置を確保した冨安は主力として計算されている。

　前線は新戦力のイサク、キャルバート＝ルーウィンが組み、ネヴェスはボランチの一角に入っている。また「イサックとキャルバート＝ルーウィンを組み込むため、残念ながらアーセナル攻撃陣が犠牲になり、マルティン・ウーデゴールが脱落する可能性がある」と指摘。さらに今季の主力クラスから、FWアレクサンドル・ラカゼット、FWガブリエル・マルティネッリ、MFグラニト・ジャカらも激しいスタメン争いのあおりを受ける形になりそうだ。