チェルシー、独代表DFに週給3100万円提示も契約延長難航 PSGやバルサが獲得関心

チェルシーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガー【写真:AP】
チェルシーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガー【写真:AP】

今シーズン限りで契約満了を迎える独代表DFリュディガーの動向に英注目

 昨シーズン、クラブ史上2度目となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げたイングランド1部チェルシーは、2月3日に開幕したFIFAクラブワールドカップ(W杯)に欧州王者として出場する。初のクラブW杯優勝を目指すブルーズだが、ピッチ外では主力選手との契約延長に苦戦を強いられているようだ。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 チェルシーは、今シーズン限りでドイツ代表DFアントニオ・リュディガー、スペイン代表DFセサル・アスピリクエタ、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンとの契約が満了を迎える。リュディガーには、パリ・サンジェルマン(PSG)とバルセロナ、アスピリクエタにはバルセロナ、クリステンセンにはバイエルンとバルセロナがそれぞれ獲得に関心を示していると報じられている。

 クラブは選手たちとの契約延長を目指しているとされている。だが、最新の報道によると、トーマス・トゥヘル監督の就任後、プレミアリーグ屈指のDFと称されるまでになったリュディガーとの交渉は不調に終わったようだ。

 現在、チェルシーはリュディガーと週給10万ポンド(約1600万円)の契約を結んでいると報じられている。最初の契約延長オファーで週給14万ポンド(約2200万円)のオファーを断られたチェルシーは、その後も契約を続け、最新のオファーでは現在の契約の倍額にあたる週給20万ポンド(約3100万円)のオファーを提示したという。

 しかし、記事では「フリー移籍でチェルシーを離れた場合、リュディガーは、ボーナスなどを含めて週給40万ポンド(約6200万円)を得られることを理解している」として、「これだけの金額が得られるため、リュディガーは他クラブからのオファーを断ることが困難になっており、チェルシーとの金額面で契約をまとめることが極めて難しくなっている」と報じた。

 トゥヘル監督は、チームにとって「決定的な存在」とリュディガーへの絶大な信頼を語っている。しかし、クラブのオファーと選手の要求はかけ離れており、他クラブと交渉が可能な期間に入っているリュディガーとの契約延長は不透明な状況だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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