浦和ロドリゲス監督、メンバー大幅刷新も沖縄キャンプで手応え「すべてのタイトルを獲りたい」

沖縄キャンプでの対外試合は2試合のみ、その理由は早いシーズンのスタート

 昨季の沖縄キャンプでは多くの対外試合を組んだが、今季は2試合のみ。その理由には、昨年12月19日に決勝戦となった天皇杯を優勝したことでJ1の中で最も遅くまで公式戦を戦い、富士フィルム・スーパーカップの川崎フロンターレ戦が2月12日に組まれ、どのクラブよりも早くスタートすることがあると話す。

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「適切なオフを与えようと思った。25日くらい。20日以下だと少ないし、30日に満たない適切なものだと思う。そして練習量を確保するために試合を少なくした。コンセプトは多く与えなかったが、繰り返し与えることで浸透させている。短いオフはタイトルを争うチームやAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦うチームの宿命。天皇杯があったからこそ遅くなり、スーパーカップがあるから早くなる。でも、私はこのほうがいいと思う。ビッグチームは練習を確保するのが大変で、試合が増えるものだから」

 ロドリゲス監督自身、クラブがコンビニエンスストアに行くために用意したという自転車で、長い日は2時間も山道をサイクリング。時にはランニングをする姿もあった。トライアスロンに親しむ指揮官は、「身体のコンディションが整えば頭も冴えてくる」と、自身のコンディション調整にも余念がない。それもまた、貴重なリフレッシュになったようだ。

 笑顔を見せながら「できるだけ早く融合を図りながら、すべてのタイトルを獲りにいきたい」と話すロドリゲス監督。ここ5年間で4回のリーグ優勝を誇る川崎とのスーパーカップで、沖縄キャンプの成果をどんなプレーで見せてくれるか注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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