浦和ロドリゲス監督、メンバー大幅刷新も沖縄キャンプで手応え「すべてのタイトルを獲りたい」
1月17日から沖縄県で約3週間にわたってチームコンセプトを植え付ける作業
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、2月5日に沖縄県でのトレーニングキャンプを終えると「融合を進めているけど、早めに複雑なコンセプトにもいけるのではないか」と、新たなシーズンの立ち上げへの手応えを話した。
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浦和は2019年末に強化体制を一新する中で打ち出した3年計画がラストイヤーを迎える。ロドリゲス監督は昨季からの就任だが、一気にメンバーが入れ替わるなかで今季も下部組織からの昇格を含め13人が加わった。スウェーデン代表歴を持つMFダヴィド・モーベルグは来日できていないが、1月17日から沖縄県で約3週間にわたってチームのコンセプトを植え付けた。
「このキャンプではプレーについて、すべての面に触れるのがテーマだった。それぞれのところには少ないコンセプトを与えながら、重要なものを繰り返す感じで。あまり多くのものを与えすぎると混乱してしまう。新加入の選手が今までの選手に追い付くためのもの、ビルドアップやセットプレーの確認もそうだった」
一方で、新加入選手の中には徳島ヴォルティス時代に指導したMF岩尾憲やDF馬渡和彰もいる。ほかでも横浜FCから加入のMF松尾佑介が、ポジショナルプレーと呼ばれる戦術を経験していることもあり「攻撃のところでの違いはほとんどない」と話すなど、ロドリゲス監督が推し進めている現代的なサッカーに親和性の高い選手が入ってきた。1年前の沖縄キャンプよりも、チーム全体はスムーズにプログラムを消化しているという。
「去年からいる選手もいるし、このグループの50%、60%くらいは知識を身に付けているので、ゼロからとは違う。最初は繰り返しが多くなるけど、去年からの選手もいるので早いペースで次に進める。分からない選手が少なければ早く進められるし、融合を進めているけど、早めに複雑なコンセプトにもいけるのではないか。その時に合わせたメソッドを考えることが必要だが、そうやって進めてきた」