柿谷は途中出場で一矢報いることができず 大敗にひたすら後悔
疑惑の名誉挽回はできず
日本代表FW柿谷曜一朗(バーゼル)は、14日のブラジル戦の後半33分から途中出場した。終了間際には、惜しいヘディング弾を放ったが、カナリア軍団に一矢報いることはできなかった。
「負けていたんで勝とうと思って入った。残念ですね。(ブラジルは)こういうピッチでも良いものを出してくるし、そういうところの差は、埋めていかないといけない」
柿谷も相手サイドバックとの一対一では、途中出場ながら砂の浮いたピッチを苦にしない技術とセンスの高さを見せた。さらに、後半44分にはFC東京DF太田宏介のクロスに走り込み、ヘディングで軌道を巧みに変化させるシュートを放ったが、守護神ジェフェルソンの好セーブによって阻まれた。
「ヘディングシュート? 個人どうこうよりも、日本対ブラジルで0-4で負けた。それがどうしても悔しい」
そう言うと、FWネイマールの4得点で惨敗した結果に首を振った。新潟合宿中には一部メディアに朝食遅刻疑惑も報じられた柿谷は、名誉挽回の機会だったが、無念の大敗となった。試合後は、短い時間で戦況を覆せなかったことをひたすら悔やんでいた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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