南野拓実、リーズ行き破談の舞台裏を英メディア指摘 「リバプールは完全移籍のオファーを望んだ」
リバプールが完全移籍のオファーを望んだことで交渉がまとまらずに破談
イングランド1部リバプールの日本代表MF南野拓実は、今冬に移籍が噂されながらも最終的に残留となった。英メディア「The Athletic」は「実現しなかった動き」にフォーカスし、リーズ・ユナイテッド行き消滅の舞台裏について触れている。
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2020年1月にリバプールに加入し、在籍3年目に突入した南野。エジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタと世界トップクラスのタレントが揃い、熾烈なポジション争いがある環境で出番は限られている。
今季はリーグカップで5試合4得点1アシストと気を吐くも、プレミアリーグでの出番は8試合のみで、そのすべてが途中出場という状況。公式戦全体では約730分間のプレーで6ゴールと得点効率は非常に高いが、決定的な役割を果たしたとは言い難い。
名将マルセロ・ビエルサ率いるリーズからの関心が取り沙汰されていたが、最終的に話は発展せず、南野はリバプール残留となった。「The Athletic」はリーズの補強動向について、オランダ人FWクリセンシオ・サマーフィルの去就に伴い、ターゲットとなった南野を中心に触れている。
「南野拓実のリーズ移籍は起こりそうになく、リーズはその移籍が起こることを望んでいるかどうかさえ確信していなかった。南野は、リーズの若いウイングであるクリセンシオ・サマーフィルが期限付き移籍でチームを去るかどうかについての議論が続いた時に、代役候補として名前が挙がった選手である。サマーフィルが去った場合、リーズは広範囲にわたり追加の戦力を必要としていた。サマーフィルが最初から出ようとしていなかったら、リーズはもはや移籍市場に参戦していなかった」
記事によれば、リーズはレンタルの費用についてリバプールに問い合わせを行ったが、折り合いがつかなかったという。
「(コロンビア代表FW)ルイス・ディアスを獲得した後のリバプールのスタンスは、南野への完全移籍でのオファーを望んでいた。取引が進むにつれ、軌道に乗らず進まなかった」
残留が決まった南野としては、リバプールでの限られたチャンスで結果を残し、ユルゲン・クロップ監督にアピールするしかない。
(FOOTBALL ZONE編集部)