森保Jは「W杯で成功するのは難しい」 英記者、“スピード頼み”の攻撃アプローチへ持論
伊東は不可欠となったが、スキルを備えた才能豊かな選手たちも数多く存在
サウジ戦で最終予選4試合連続ゴールを決めた伊東は今予選8試合で4得点。次点のFW大迫勇也よりも2点多い日本のトップスコアラーだ。彼のシンプルなアプローチは日本にとって不可欠となった。
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もちろん議論すべき点は残っている。日本のサッカー界にはより洗練され、かつ見るものを楽しませる方法で相手の守備を崩すクリエイティビティーとスキルを備えた才能豊かな選手たちも数多くいる。
森保監督はそういったゴールへのアプローチを信頼していないようだが、彼のその一面的なスタイルではよりレベルの高いW杯で成功するのは難しいだろう。
日本は5連勝で首位のサウジアラビアに1ポイント差まで詰め寄った。3月にシドニーでオーストラリアに勝てば、7大会連続でのW杯出場が決定する。多くの人にとっては、それこそが最大の目標となる。
しかし、森保監督は出場権を獲得した後で、11月の本大会開幕までに日本の力を最大限に引き出すことができるのだろうか?
苦戦を強いられた今回の予選突破が無事に達成された時、あらためてこの森保監督に対する疑問が問われることになるだろう。
(マイケル・チャーチ/Michael Church)
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マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。