痛恨ドローの豪州、日本との大一番へ悲観「2連勝してもおそらく十分ではない」 “自動出場”に危機感

オマーンに引き分けたオーストラリア【写真:Getty Images】
オマーンに引き分けたオーストラリア【写真:Getty Images】

オマーンに引き分けたオーストラリア、今後の厳しい見通しに言及

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、日本と同じグループBで3位につけているオーストラリア代表は、2月1日にオマーン代表とのアウェーゲームに臨んだ。二度のリードを得たオーストラリアだが、試合終盤のPKで追い付かれて2-2の同点で試合を終え、勝ち点「1」の獲得にとどまった。3月の最終予選では2位の日本、1位のサウジアラビアとの対戦を残しているなか、米スポーツ専門局「ESPN」オーストラリア版は「2勝しても、十分ではない」と悲観的な見通しを報じている。

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 日本がホームでサウジアラビアに2-0の勝利を収めた数時間後にキックオフされた一戦で、オーストラリアは勝ち点3を取りこぼした。グループBの上位2チームのみが、カタールW杯への自動出場権を得られるなか、3位のオーストラリアにとっては痛恨の結果となっている。

 この結果を受け、「ESPN」オーストラリア版は、オーストラリアが3月にグループBの2強との試合を残しているものの、自力での自動出場権獲得が極めて難しいことを強調した。

「仮に2連勝しても、おそらく十分ではないだろう。サウジアラビアを2-0で破った日本は、5連勝を収めてオーストラリアとの勝ち点差を『3』に広げた。彼らは最終節のベトナム戦で、得失点差を稼ぐことが可能だ。グリーン・ファルコンズ(サウジアラビア代表の愛称)は、オーストラリア戦の結果は関係なく、中国戦に勝てば出場権獲得が決まる。マスカットへの旅(アウェーのオマーン戦)で、グラハム・アーノルド監督が得られたのは、次の国際マッチデーの後にも、戦いが終わらないことを保証したことだ」

 3位以内を確定させたことで、3月の国際Aマッチデー以降も、プレーオフ、もしくはW杯で戦いが続くことを伝えている。

 オーストラリアの自動出場権獲得に、厳しい見通しが報じられているが、現在、日本は得失点差+6なのに対し、オーストラリアは得失点差+9となっている。仮に日本がオーストラリアに負ければ、その差はさらに開く。昨年11月にアウェーで行われたベトナム戦は1-0の辛勝だった日本。次のオーストラリアとのアウェーゲームに勝利し、W杯出場を決めたいところだ。

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